※画像はイメージです
千葉県在住のニックネーム二等兵さんから、ヤマトタケルの時代と現代がつながるエピソードを教えていただきました。(kaori)
ヤマトタケルと2ヶ所の桜
日本武尊が植えられた桜がこの現代にも有るという話をご存知ですか!?
勿論、ご存知の方も大勢いらっしゃると思いますが以前から気になっていたので投稿します。
江戸彼岸桜
一つ目は、山梨県北杜市武川町山高の実相寺境内にある江戸彼岸桜です。
樹齢は1800年~2000年といわれています。
日本武尊が御東征の際、この地に駐屯された記念に自らお手栽えになられた桜だと伝わっています。
山高神代桜(やまたかじんだいざくら)と呼ばれています。
山高神代桜Wikipediaへのリンクです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E4%BB%A3%E6%A1%9C
北野天神社の山桜
二つ目は、埼玉県所沢市の北野天神社の山桜です。
伝説によりますと景行天皇四十年、日本武尊が御東征の際、この地で休息し、武運長久を祈り、櫛玉饒速日命と八千矛命を祀ってこの神社を創建しました。
その後、長徳元年(995年)に京都北野天満宮より菅原道真公の御分霊を勧請した神社だそうです。
現在ある社殿前の山桜が「尊桜」と呼ばれる物で、日本武尊がお手植えに成られた物から数えて4度目の蘖生(ヒコバエ)だそうです。
愛と戦いに明け暮れて、決して長いとは言えない日本武尊の生涯と、桜の花の儚さから連想された後世の仮託かもしれませんが、もし興味が湧きましたら、来春、桜の花の咲く頃に実物をご覧になってみては、如何でしょうか?
(千葉県在住 二等兵さんより)
yurinより返信コメント
貴重なお話しをありがとうございました。
ヤマトタケルと桜は、初めて知りました。ステキなお話で感激します!
ヤマトタケルのお手植の「銀杏の木」は、宮城県や福岡県で知りました。
りっぱなご神木に成長していて、ヤマトタケルは、銀杏が好きなのかしら?と、思ってました。
北杜市は、ヤマトタケルの由緒地がけっこうあって意外でしたが、さらに見事なお手植桜とは!……本当に驚いています。
ぜひ見に行きたいと思います。
実は最近、諏訪大社の関係者の方とヤマトタケルの話になり、
「何で諏訪のすぐ近くにまで来たのに(北杜市付近まで)、そこから引き返して雁坂峠を越えて、わざわざ秩父や群馬へ行くような遠回りをして諏訪へ来たのだろう、っていろいろ考えます」
……など、お話ししたのでした。
ヤマトタケルは、諏訪に入る前に、諏訪信仰の地域を、丹念に誠意をもって巡行したんじゃないかしら?と思ってます。
茨木県桜川市に桜川磯部稲村神社があり、ヤマトタケルゆかりの神社で桜の名所なのですが、ヤマトタケルが植えたような話しを聞かなかったです。
もっと調べてみたいと思います。
北杜市は、自然は美しく、縄文の金生遺跡もあり、実に魅力あふれる地ですが、ヤマトタケルの桜まで加わって、ぜひ春に訪れたいです。
ヤマトタケルを通じて、北杜市を語り合えるのもうれしいです。
本当にありがとうございました(*- -)(*_ _)ペコリ
“江戸彼岸桜”で、ふと思い出したことがあるので追伸します。
福島県須賀川市に神炊館(おたきや)神社があります。
江戸彼岸桜の古木があり、その種(たね)を世界にも輸出しているほどです。
毎年、何万本分の種をです!
石背(いわせ)の国造(くにのみやつこ)と先祖をお祭りします。
ヤマトタケルの弟の成務天皇の時代に委任されたとされます。
同じく須賀川市には、ヤマトタケルゆかりの鉾衝(ほこつき)神社もあります。
江戸彼岸桜は日本古来の桜で、群生するのは、とても珍しいそうです。
ひょっとしたら、ヤマトタケルが、東北遠征の帰路に神炊館(おたきや)神社付近の江戸彼岸桜を見て、種を手にして、北斗市をはじめ何ヵ所かに植えたのかしら?
あるいは、ヤマトタケルが桜を見てとても感激したので、ミコトが出立した後、種ができると、後を追って届けたりしたのかしら?
……なんて思ったりします^^
江戸彼岸桜とヤマトタケルからロマンが広がるお話を、本当にありがとうございました。