『日本書記』神武天皇東征伝承6つの謎

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こんにちは!yurinです。2019年10月22日は即位礼正殿の儀が行われました。

古式ゆかしい伝統の中に新しい時代のエッセンスも取り入れられたものだそうです。

日常からは遠い世界のおごそかな絵巻がリアルタイムに届けられて、見入ってしまいます。

 

古代史日和勉強会では、令和の御代と天皇陛下のご即位を寿ぎ、古代史学者の安本美典先生をお招きし、『日本書紀』の初代神武天皇の東征についてお伺いしました。

126代継承された天皇の中で、初代神武天皇の実在を確信!できる講演にスッキリ^^

6つの謎

6つの謎はそれぞれまとめています。

動画でも6つの謎の要点をギュッと紹介しています!

感想もいただきましたので、紹介しております!

なぜ神武天皇が初代天皇なのか?

質疑応答で「神武天皇以前に、饒速日尊(にぎはやひのみこと)が先んじて畿内大和に東征したとされますが、なぜニギハヤヒでなく神武天皇が初代天皇なのですか?」は、核心をつくものでした!

 

「やはり畿内といえど、饒速日尊の勢力は滋賀県や大阪府で、大和では出雲の大国主命の勢力が大きく、一つでまとまっていたわけでなかったのではないですか。

それで当初の天皇の皇后には、大国主命の血筋から皇后になっています。神武天皇ですべてまとまった、というのはそれだけ神武天皇の英雄性や人望があったのでは?

ですがこれについては、今日のテーマから出てしまうし、時間も迫ってきましたので^^」

というこことで、一応講演会は終了。その後、先生とそれぞれ写真撮影。

 

さらに場所を移してのアフター勉強会&食事会となりました。

 

そこではむしろ、神武天皇の東征伝承のスッキリ感が大きかったのか、安本先生との質疑応答では、

「北部九州の邪馬台国の大きさはわかるのですが、縄文時代に栄えた東日本は、その時どうなっていたのですか?」

「天皇家がずっと大切にしてきた三種の神器はどういう意味があるのですか?」

……など古代史全般にわたる日頃の疑問を問うたものが多かったのです。

 

「もし畿内に邪馬台国があったら、三種の神器には”銅鐸”が入ってましたよね(笑)畿内の天皇家の周辺では、全く記憶が伝えられてないんですよ!三種の神器のセットは畿内で生まれたものではないです。」

との安本先生のお言葉に、まさしく!と微笑んでしまいました(大拍手)

銅鐸

勾玉


 

三種の神器の草薙の剣を祭る熱田神宮

 

先生も席を移されて語られて、別の席ではメンバー同士で、それぞれ古代史愛があふれる楽しい時間となりどこの席でも話が尽きませんでした。

次回への期待も膨らんで^^

 

お昼過ぎの13時から始まった講演会でしたが、アフター勉強会を終えて渋谷の街にでてみると、すでに夜の街の明かりがまぶしいほど。

皆さんの楽しく心地よさそうな笑顔がこの上なく素晴らしかったです^^

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