2021年のベストショット/期待を裏切らない場所〈PHOTO企画〉

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明けましておめでとうございます。Kaoriです。2022年もどうぞよろしくお願いいたします。

2021年も古代史日和でPHOTO企画を開催しました。題して古代史 PHOTO Award 2021

とっておきの写真をシェアしていただく企画です。

テーマはこちら。

部門1:行くのは大変だけど期待を裏切らない場所

部門2:2021年のベストショット

2部門、計18作品のエントリーをいただきました。

投票を行いまして、40名(107票)の方に投票にご参加いただきました。ありがとうございます!

得票数の多かった各部門の写真を発表いたします。

部門1 グランプリ✨始馭天下之天皇の起源を阿波剣山で妄想する旅/ユウさん

「行くのは大変だけど期待を裏切らない場所」部門で、107票中8票を獲得したグランプリ作品はこちらです!

エントリーNo.01-始馭天下之天皇の起源を阿波剣山で妄想する旅/ユウさん
エピソード
阿波忌部の直系「三木家」の脇にある麻畑です。
三木家(貢家とも)は令和の大嘗祭でも「麻の麁服(あらたえ)」を天皇に貢進したことで知られる技術集団。吉野川から剣山(標高2000m)に向かう途中の麓にポツンとあり、ひとけのない徳島最古の住宅と麻畑を包み込む山麓の雰囲気が印象的でした。

投票された方からのメッセージ

古代の様子に思いをはせるという事はよくあっても古代からの伝統を直に見る事ができる貴重な風景ですね。

 

部門1は同率一位でもう一作品あります。

部門1 グランプリ✨高千穂峰馬の背越え/ゆりおさん

「行くのは大変だけど期待を裏切らない場所」部門で、107票中8票を獲得したグランプリ作品はこちらです!

エントリーNo.04-高千穂峰馬の背越え/ゆりおさん
エピソード
ニニギノミコト降臨の伝承地、高千穂峰。写真は登山道の途中にある、馬の背超え。火口の縁を歩く、幅の狭い道だ。容赦ない横風が、雨を叩きつけてくる中、慎重に歩く。
風に体を流され、バランスを崩せば、火口に転がり落ちてしまうであろう恐怖と戦いつつ、目指すは、もやの先にうっすらと見える山頂だ。そうしてたどり着いた山頂には、有名な三叉の天逆鉾が突き立っていた。

投票された方からのメッセージ

ゆりおさんの火口の写真、コメントと共に見るだけで臨場感があり、私だったら足がすくんで進めないなあとドキドキしてしまいます。

高千穂は、歩くのも怖いような感じが伝わってきました。迫力ありますね!

 

部門1グランプリ受賞のユウさん、ゆりおさんおめでとうございます!

続いて、部門2の発表です。

部門2 グランプリ✨奈良公園の神鹿/まりーさん

「2021年のベストショット」部門で、107票中30票を獲得したグランプリ作品はこちらです!

エントリーNo.21-奈良公園の神鹿/まりーさん
エピソード
早朝の奈良公園
牡鹿の鳴き声が空に響き、異空間を思わせる幻想的な場面でした。

投票された方からのメッセージ

奈良公園での鹿の佇まい 構図の素晴らしさ、是非絵葉書に欲しい一枚です。

鹿の写真、奈良公園にはいった事あるのですが、こんな綺麗なのはみたことないです。素敵ですね。

まりーさん、部門2のグランプリ受賞おめでとうございます!

エントリーされた方の作品ご紹介

今回、惜しくもグランプリ受賞は逃したけれど、みなさんに素晴らしい写真をシェアしていただきましたので、エピソードとともに紹介いたします。

古代史マニアはたまらない写真とエピソードを楽しんでください。エントリー順に作品・写真を紹介いたします。

部門1:行くのは大変だけど期待を裏切らない場所

02-日本の歴史が始まった場所/ひろさん
エピソード
鹿児島県薩摩半島西端の野間岬は瓊瓊杵尊が日向高千穂に降臨後、木花開耶姫と出会った笠沙岬とされるところ。ふたりが住んだ笠沙宮とされる宮ノ山遺跡や地元の方が日本最古の神社と教えてくれた野間神社などが近くにあり、この日本列島の端っこから日本の歴史が始まったんだと思える場所。
03-鹿児島ロマン街道/まるさん
エピソード
鹿児島ロマン街道を黒瀬海岸からスタート、野間岬に向かう途中の景色です。瓊瓊杵尊上陸 笠沙宮跡 伝承の地、ロマンを求めて走行しました。
05-沖縄県 久高島カベール岬/ゆりおさん
エピソード
琉球神話の神、アマミキヨ降臨の伝承地です。夜明けの瞬間に岬に立つべく、久高島に前泊。薄曇りの中、カベール岬で夜明けを迎えました。
06-沖ノ島ー大島から遥拝/はにわちゃん
エピソード
ヤマト王権が宗像族の力を借りて、航海の安全を祈った神宿る島・沖ノ島は、寒く風があり空気の澄んだ天気の良い日に現れるそうです。
めったに拝することができないそんな日に、大島の宗像大社沖津宮を参拝し、レトロな灯台の左奥に沖ノ島がうっすらと姿を現してくれました。
07-誰もが知ってる宇宙人土偶/ひろさん
エピソード
子供のころからよく知っている宇宙人土偶。北の果ての縄文遺跡、亀ヶ岡遺跡に行ってきました。実は違う場所を目指していてたまたま近くを通ったのです。遺跡のことは知っていたものの、場所までは押さえておらず、全くの偶然で目の前に現れたので喜び勇んで行きました。この道を走って良かったなあ。
08-渦を掌るアマ海人の本拠地/ユウさん
エピソード
倭大国魂を祀った市磯長尾市の先祖「珍彦」の拠点ともいわれる鳴門の大毛島。
山の手入れが、豊かな海産物を育てる。そんな海人の理屈がひと目でわかる風景でした。

部門2:2021年のベストショット

22-静寂の森に鎮座する瀧原宮/ひろさん
エピソード
伊勢の皇大神宮(内宮)の別宮、元伊勢「瀧原宮」は静寂の森の中に鎮座します。『倭姫命世紀』によると、笠縫邑の檜原神社から数えて22番目の鎮座地とされ、すぐそばを流れる谷川の水で手を洗い、口をすすいでから参拝するやり方は内宮の五十鈴川と同じ。静寂と清流に心も洗われます。
23-藤原京のコスモス畑から見た畝傍山/ブンクさん
エピソード
観光案内によく出てくる風景なので気が引けるのですが、綺麗な事は綺麗なので出しました。
24-古木の社/まちさん
エピソード
上諏訪温泉街の外れにある先宮神社。建御名方命が諏訪に侵攻してきた時、それまで諏訪を治めていた高光姫命は抗争に敗れこの神社に閉じ込められたという伝説があります。樹齢650年の御神木が諏訪の生命力を感じさせます。
25-伯耆富士/山本健三さん
エピソード
島根県安来市の古代出雲王陵の丘から撮った大山です。標高1729mの大山は鳥取県西部の伯耆国にあったことから伯耆富士とも呼ばれています。古代から神聖な山とされていたそうです。出雲国風土記の国引き神話にも登場しています。
大己貴命は雄大な大山を見ながら何を考えたのか、などと想像してしまいます。
26-太陽があま照らす。/ユウさん
エピソード
初めての伊勢志摩で見た海洋風景や常緑樹は神道の起源を妄想させてくれました。
アマテラスのベースは南方海洋系海人で母系社会なんだなと想います。
27-眼下の神渡海岸(黒瀬海岸)/まるさん
エピソード
眼下の海岸には瓊々杆尊上陸地の碑があり、塩土爺が現れ、尊をお迎えし、自分の家に伴い塩俵の上に獣皮を敷き、山海の珍味を御馳走して歓待されたとあります。予想以上の景観にため息が漏れました。
28-樂樂福神社前 朝七時/ゆりおさん
エピソード
製鉄の歴史を求めて、鳥取県日野川へ。
孝霊天皇を祀る樂樂福神社が三社、他にも製鉄関連の史跡がたくさんあり、すべてを1日でまわろうと、ほぼ夜明けと同時に始動。
朝靄のただよう中、一社目の樂樂福神社に到着。そこで見た風景がこの写真です。
29-神谷太刀宮の磐座/ゆりおさん
エピソード
丹後市にある、四道将軍丹波道主命を祀る神谷太刀宮の磐座。
とてもカッコ良い磐座でした。
30-2つの霊峰を映し出した双円墳/ひろさん
エピソード
自宅からすぐ近く、葛城山西麓にある金山古墳は全国でも珍しい双円墳。なぜここに双円墳が、と思いながら写真を撮っていて閃いた。背後の丘陵の向こうに見える左の峰が葛城山で右が金剛山。ふたつの霊峰を映し出したのが金山古墳だ。左の墳丘が二段で右が三段というのも両峰の高さを反映している。

古代史欲を刺激するマニアなエピソードとともに、たくさんの写真をありがとうございます。

 

投票の際にいただいたみなさんのコメントも一部紹介いたします。

皆さん力作で選ぶのが難しいです。

私も行きたくなりました

行けそうなところは是非行ってみたいと思っています。

どれも行ってみたい所ばかりです。ありがとうございます。

ほとんど、知らない場所で皆さんの知識と行動力に感服しています。

どれも素敵で選ぶのに迷いました!
自分もその場所に行ったような気にさせていただきました。

写真に個別にいただいたメッセージは、エントリーされた方に個別に全てお伝えしています。

2022年、古代史で笑顔あふれる一年になりますように。

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