こんにちは!yurinです。
諏訪信仰の聖地の守屋山に祭られる物部守屋。
守屋の子で、諏訪大社の神長官守矢家に養子に入ったという人物のお墓とされる古墳があります。
守矢家の敷地内、守矢資料館のある一画にその古墳があります。
諏訪大社の上社本宮と前宮の間にあり、古代から諏訪信仰の中心にありました。
建御名方神(たけみなかたのかみ)よりも古くから信仰された、ミシャグジ神が降臨する神籬(ひもろぎ)の傍らに、守屋の子孫が眠っています。
建御名方神以前のミシャグジ神を祭る神長官守矢氏
縄文時代や石器時代にさかのぼるような、御射山(みさやま)神社にふれ、あらためて八ヶ岳縄文世界への思いを深くしました。
7~8世紀に編纂された『古事記』『日本書紀』など、日本の古典を探究していくうちに、弥生時代、そしてついに縄文時代に入っていきます^^
モノ好きといわれそうですが、そこまで遡らないと、日本の古典を説明できないことがでてきますし、もっと深く古典の世界を知りたいという探究心は尽きませんので^^
『古事記』神話では、出雲の国譲りに敗れて、洲羽(すわ、諏訪)に逃れたという建御名方命(たけみなかたのみこと)でした。
……ですが、諏訪にはさらに、タケミナカタ以前に「モレヤ(洩矢)の神」がいらしたとされます。
今の諏訪大社の神長官(じんちょうかん)の守矢氏が子孫です。
その守矢氏がお守りしてきた古い神さまが「ミシャグジ神」。
諏訪大社の信仰の中に自然に溶け込んでいます。
ミサグジ、シャクジ(石神)などともいわれ、「御社宮司」「御左口」などという文字で書かれます。
八ヶ岳山麓の富士見町・原村の御射山神社の「みさ」も、本来は「みしゃぐじ」「ミサグジ」神と関連する神域であったとみられます。
神長官守矢氏は、諏訪大社の最高神官の大祝(おおほうり)を補佐して、実質的に祭祀を取り仕切ってきました。
現在の第78代の当主は守矢早苗氏という女性です。
東京駅丸の内にある丸善書店では、日本古代史コーナーの書棚で、古代の諏訪信仰の本が、横置きに重ねて置かれていました。
古部族研究会編の『日本原初考 諏訪信仰の発生と展開』『古諏訪の祭祀と氏族』『古代諏訪とミシャグジ祭政体の研究』の3冊の文庫本です。
このような書物が、東京オフィス街のど真ん中の書店で並ぶのは、20年前には考えられないことでした!
さらに古代史コーナーには古代史学者の安本先生と私の共著の『先代旧事本紀 現代語訳』 も2冊並んでいました\(^0^)/