20/11/27更新
*略歴*
1959年千葉県市原市生まれ、千葉県柏市在住
青山学院大学文学部日本文学科卒
元日本鋼管(現JFEスチール)(株)勤務
上代古典の文献考証による古代史研究
ローズ・コンシェルジュ
ニックネームyurin(ユーリン)こと、志村裕子です。千葉県市原市で生まれました。
父の仕事で、都市部へ居住しましたが、農村風景をみると、いつもホッとして懐かしい気持ちになります。
千葉は自然も歴史も平凡なので、高い山々や雪国、歴史的由緒ある場所に憧れました。
学生時代から旅先でのお土産としてその土地の方々が、自然や風物を記した地誌―を求めて読むのが楽しみでした。
そういう書物を読むと、『古事記』『日本書紀』の神話や、実在しないとされる初期の天皇の時代の記述に、さりげなく記された地名に気づきます。
<地名に関するツイート>
「 #遠賀川 (おんが川)の”遠賀(おんが)”は #万葉仮名 で”おか”と読める」 #安本美典 先生が #先代旧事本紀 の講座で🤔
#神武天皇 #古事記 #岡田宮 、 #日本書紀 #岡水門 (おかの港) 、の「おか」が、後に「遠賀」の文字で表記、さらに「おか→おんが」と転化したもよう。 河口の地名が全流域へ 🛳️ pic.twitter.com/PLXOiqITVY— yurin (@rose_concierge7) May 3, 2020
そしてその場所には、なんと!縄文時代以来の玉作りの遺跡があることもあります。
さらに古い神社があり、由緒のあるお祭りや神楽もあるのです。
古墳やヒスイなどの考古学の遺物もあります。
その土地の人々が大切にしてきた、樹木や泉や磐座(いわくら)などの自然があり、海の幸・山の幸も豊かです・・・。
その史跡などが、どの時代の出来事かと、あれこれ思索をめぐらすと、むしろ古典に書かれていることは、あれもほんとうだった、これもほんとうだった、というように古典の中から、無限の豊穣の世界が広がる思いをしたことが大きかったのです。
ブログを通してその楽しさを少しでも多くの方々にお伝えし、共感していただけたら、と思います。
yurinの好きな花
2分の動画で好きな花を紹介しています!(音が出ます)
#安曇野 といえば #北アルプス 山麓 の豊かな清らかな水。その美しい大自然を祭ってきた #阿曇氏 。安曇野に住むこともできないし、一瞬の旅の思い出を永遠に続けるのも難しい😧😞💦
でも #つるバラ #安曇野 のお世話をしてると、心の中にいつもアルプスの自然や清らかな水の流れが浮かんでくる🌁🌿 pic.twitter.com/8jTUhJBfRS— yurin (@rose_concierge7) May 19, 2020
青紫が心を静めて落ち着かせてくれます🌁 #クレマチス #ユーリ は次々に花を咲かせて真っ盛り。短いところでカットして、一輪挿しにしておいても長持ち😇クレマチスは和名 #テッセン (鉄線)ともいうだけあって、茎はとても丈夫。ユーリは真っ直ぐストーレートに茎を伸ばして、花を咲かせるタイプ🤔 pic.twitter.com/EB2XPHdpzh
— yurin (@rose_concierge7) May 24, 2020
ニックネームyurin(ユーリン)はクレマチス ユーリからきています。
ニックネームのエピソードは、下記ブログの「飯塚市の懇親会でニックネームをいただく」をお読みくださいね。
古代史・古典を楽しむ方へメッセージ
過去の勉強会資料をもとに、古代史を楽しむ方へのメッセージをまとめました。(Kaori編集)
北部九州の神社・伝承は『古事記』『日本書紀』の記述を支持
文献に記載 実際に神功皇后の足跡を残している地域に伝承が残る…矛盾ない
第二次大戦の敗戦後、教科書では考古学、中国文献から古代史に入る
(その結果)⇒さまざまな邪馬台国の場所、古代史像が乱立
- 神武天皇・日本武尊・神功皇后などの実在を認めずに、古典を解釈
- 独自の古代史像を構築
日本の上代の文献(『古事記』『日本書紀』『先代旧事本紀』『風土記』『古語拾遺』『万葉集』『高橋氏文』など)は、ストーリーの本質・登場人物の一致・地元の伝承と補い合う
古典と素直に向き合い古典解釈、歴史認識してOK!
(2017.7.30 資料P3より)
日本神話と弥生時代の考古学
日本神話の神々の活動拠点・活動範囲は弥生時代の考古学遺物と対応する
古典を丹念に読んで、現地の遺跡・神社を探訪することで、古代像は具体性が出てくる
(2018.12.22 資料P14より)
講演・発表実績
<東京>
「弥生の旗手遠賀川の人々が残したもの」
(古代史文化フォーラム邪馬台国研究大会 2011.7早稲田大学西早稲田キャンパス理工学部 )
「『先代旧事本紀』「国造本紀」にみる邪馬台国」
(全国邪馬台国連絡協議会 東京地区大会 2014.7文化シャッターBXホール)
「物部氏の東遷」
(九州の歴史と文化を考える会 2015.1港区三田いきいきプラザ)
「物部氏の東遷」
(邪馬台国の会千葉支部 2015.4船橋市習志野台公民館)
「景行天皇・日本武尊伝~日本を一つに父子の軌跡~」
(『景行天皇と日本武尊』出版記念会 2015.5築地・汐留BLUEMOOD)
「弟橘媛の真実」
(九州の歴史と文化を考える会 2015.7港区三田いきいきプラザ)
「弟橘媛を語りませんか~崇高なる愛を捧げて~」
(古代史Cafe会 2015.11)
「日本神話は日本民族の自然伝承の結実」
(先古代史の会 2016.4港区役所 芝浦南区民センター)
<福岡>
「物部氏と遠賀川の神々」
(古代史フェスタ遠賀川の神々 2014.12夢サイトかほ)
「斉明天皇と筑紫の女神たち」
(全国邪馬台国連絡協議会九州地区大会 2015.4九州国立博物館)
「神々のふるさと遠賀川」
(古代史シンポジウムin 飯塚 2016.4イイヅカコスモスコモン)
「遠賀川の神々」
(女神輝く遠賀川~古代史シンポジウムin 嘉麻 2016.10夢サイトかほ)
<鳥取>
「孤島の女神に8万点の国宝を捧ぐ~天照大神の御子神の苦難の道~」
(大国主命の妻たちのサミット~古代日本海文化圏の交流 2016.4鳥取市河原町中央公民館大講堂)
著作歴
*単行本*
『江戸の邪馬台国』(江戸国学者たちの邪馬台国論争―柏書房1991年)
『先代旧事本紀現代語訳』(『古事記』『日本書紀』と並ぶ、物部氏からみた古代通史)(批評社2013年)
『景行天皇と日本武尊』(第12代景行天皇とその皇子ヤマトタケルの遠征記録)(原書房2015年)以上共著
*雑誌*
<現代語訳>
本居宣長「紺狂人」(藤原貞幹との古代史論争―1987年30号)
上田秋成「呵刈葭」(本居宣長への反論―1988年43号)
近藤芳樹「征韓起源」(第14代仲哀天皇・神功皇后伝承と魏志倭人伝―1988年34号)
樺山資雄「神代三陵異考」(南九州の天孫の陵墓)(1988年37号)
本居宣長「天祖都城弁々」(高天の原論争―1990年41号)
後醍院御柱「神代三陵志」(南九州の天孫の陵墓―1990年41号)
本居宣長「うい山ぶみ」(国学入門者のためにー1990年43号)
*論文*『季刊邪馬台国』にて掲載
「第二代綏靖天皇の実在性」(カムヌナカワミミノミコトと越のヒスイ―1990年42号)※42号売切
「大彦の墓」(長野市の川柳将軍塚古墳―1991年45号)
「斉明天皇紀百済派兵の童謡について」(江戸時代の国学者から現代までの解釈―2003年80号)
「桜井茶臼山古墳の被葬者は崇神天皇皇后・御間城姫か」(四道将軍大彦の娘がミマキヒメ―2010年105号)
*エッセイ*
「建御名方と沼河姫」(諏訪湖のヒスイと巨木の祭り―1997年62号)
『季刊邪馬台国』連載
「尾張氏と物部氏の系譜~上代古典の神・氏族・自然」(日本古来の神々を守った物部氏と古代の大事件―2015年127号~)
ブログのプロフィールを書くために、過去を整理してみたら、なんかおどろおどろしいような、難しい題目が並んでしまいましたが(汗)、安本美典先生の『邪馬台国への道』、堀辰雄氏の『大和路・信濃路』が、旅の始まりのガイドブックであったと思います。
二人の師に導かれるように、自然と歴史の旅が始まったのです。
(7/8追記)こんにちは。古代史日和を主宰しているKaoriです。
私が運営している別サイトで、yurin先生に書いていただいていたブログがあります。(現在は公開していません)
少し先になってしまうかもしれませんが、もし古代史日和サイトで紹介できたら、改めてお知らせいたします。