千葉県木更津の「恋の森」

貴重な地域の伝承を教えていただきました。(kaori)

最愛の妃を失った日本武尊は、この木更津に暫し、留まられたと伝わっています。

現在、街の中心部には太田山があります(山と言うよりは丘ですが)。

尊は毎日のようにこの丘に登られると海を見つめられていたそうです。
 
ある時、尊は海を眺めながら『吾妻恋し』(あが つま こひし)と宣(のたま)いました。
 
その後、尊は木更津の地を去りましたが、以来、この丘の森を誰言うとなく『恋の森』と呼ぶようになったそうです。
 
 
 
地域の伝承のため出典がありませんが、概ねこのような話です。
 
現在もバスの停留所名は「恋の森」。
 
街興しの為の作り話とかではなく、現在ご存命であれば九十才過ぎの郷土史家の方から聞いた話なので、昔からある話だと思います。
 
現在この太田山には尊と媛のきみさらずタワーが建っていますが、これは街興しの為ですね。

 

(千葉県在住 二等兵さんより)

yurinより返信コメント

同じ千葉県に住んでいらっしゃる方からの、日本武尊をうれしく思います。

私が通っていた高校は、ちょっと古めかしいのですが、弟橘媛(おとたちばなひめ)の逸話が「校歌」になってました(*^^*)

国語科の先生も、日本武尊の伝承を話してくださいました。ゆかりの神社もあちこちにあります。

それで日本武尊や弟橘媛は、いないと思ったことはなかったです。

時代は下りますが、私の祖母は、源頼朝が房総半島を通過した時のことを、繰り返し話してくれました。

それと同じように、日本武尊も、語られてきたのだと、思います。

天皇家の皇子のおでましなど、その後の千葉県には、現代までないですし、その身なりも風格も、格別に高貴な雰囲気があって、人々の記憶にのこったのではないでしょうか?

千葉県の日本武尊の伝承、大切にしたいです。

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