こんにちは!Kaoriです。
5月に開催した勉強会の感想をいただきましたので、紹介いたします。
目次
ご縁結び~出雲の神様たち
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「初心者のための神社勉強会」に参加した。今日の講師はえみ子先生。
テーマは、「ご縁結び~出雲の神様たち その1:出雲大社」。
初参加4名を含め15名が参加、大盛況!
冒頭でえみ子先生から「出雲大社に行ったことがある人?」との問いに、ほぼ全員が手を挙げる。
ほぼ全員が行ったことがあるくらい出雲大社は歴史が古く偉大で、「神社中の神社!」。
知りたいことは山ほどもある。
1.出雲大社のこと
ご祭神は大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)さま。
創建は神代とされ、大国主大神の国譲りの功績を称えて造営された「天日隅宮(あめのひすみのみや)」が創建由来と言われる。
2.神社境内の歩き方
先生の資料にあった出雲大社の境内図がわかり易く、大国主大神以外の神様のいらっしゃる「社」がよく分かった。
神在月に出雲に集まる八百万の神の滞在する社(神様のホテル?)もあるのに驚く。
3.出雲の神話
「古事記」の約1/3は出雲神話で成り立っている。
因幡のシロウサギ、国作り・国譲りなどなど、出雲大社の宮司は、国譲りの最初の使者の「天穂日命(あめのほひのみこと)」の子孫で、84代目という古い家柄。
4.縁結びの秘密
大国主大神さまは、すべての縁や人の運命などのあらゆる「縁」を司るので、縁結びの神さまと言われている。
5.不思議な古代遺跡
出雲大社のご本殿は社伝によると「中古は16丈(約48m)」とされる。平成12年に境内から3本の柱を鉄の輪で束ねて直径約3mの1本にした柱が出土したので、高さ48mは事実だった可能性がある。
平安時代には大きな建物として、「雲太、和二、京三」と言われた。
一位は出雲大社、二位は大和の東大寺大仏殿、三位は京の大極殿の意味。
質問タイム
講義のあと質問タイムがあり、グループごとに話し合いえみ子先生に質問をした。
- Q1:国譲りと神武東征の時間的関係は?
- Q2:出雲大社の神職の資格はどのようにとるのか?
- Q3:天孫は出雲に降臨しなかったのか?
- Q4:神在月には、出雲以外の地では神様は不在になるのか?
えみ子先生からわかり易く答えがあった。
私もかねがねQ4が心配だったので、ちゃんと地元にも神様は残るようになっていると聞いて一安心。
2時間はあっという間に過ぎ、大半の人が近くのお店で茶話会。
個々にドリンクやスウィーツやアルコールを注文し、講義内容の質問や最近行った印象深かった所の話し、情報交換に花が咲いた。この茶話会も古代史日和勉強会の楽しみだ。
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えみこ先生よりコメントをいただきました
勉強会へご参加いただき、またレポートもありがとうございます。
考古学や歴史学の世界では「発掘されたもの 1 つで、それまでの歴史常識が変わる」と言われています。
『古事記』の約 1/3 は大国主大神の活躍やスサノオ命のヤマタノオロチ退治など、いわゆる「出雲神話」に占められています。
しかし、長らく出雲地方には考古学的に見るべき発見が少なく、出雲神話は「考古学的な実体が伴わない伝説」と評されていました。
ところが、出雲地方から発見された遺跡や出土品(銅剣や大社の古代柱等)は考古学的にも多大なインパクトを与え、それまでの常識を変えました。
神話が現わしていた出雲の重要性や特殊性などが目の前に現れたのです。
次回はスサノオ命を中心に、また異なる出雲の魅力をお話しする予定です。
感想と、勉強会の内容をまとめていただき、ありがとうございます!
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